いろいろ知りたい!

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安全を最優先したい人に勧めたいShimano最新グラベルコンポーネント GRX!

僕は通勤用の自転車を買い換えることにしました。
引っ越したあとも割と都会に住んでいるのですが、歩行者の飛び出しやバイクの急な進路変更も多くて、ヒヤッとすることが多く、しっかり止まれることの重要性に今さら気づいたので、ディスクブレーキの自転車にすることにしました。
正直、安くない買い物なのでけっこー悩みましたが、自転車って趣味性の高いものなので、マスなメーカーでない限りディスカウントされることも少ないですし、この増税の波に乗って清水の舞台から飛び降りることにしました。

背中を押してくれたのはこの本 

「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)

「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)

 


この本にも書いてありましたが、自分の関わる時間の長いものにお金をかけることは幸せに繋がるそうなのです。
安全に通勤できるって大事だと思うし、好きなものに囲まれているってことがとても大事だと思っています。

自転車の安全は、歩行者や路上で遭遇する運転者の安全意識に依存している 

自転車まるごと大事典―楽しく安全に乗るために

自転車まるごと大事典―楽しく安全に乗るために

 


 10kmほどの通勤路を毎日走っていると、路上にはいろいろな人がいることに気付かされます。その危険さにも、目がいくようになりました。

ほとんどの自転車はブレーキやギヤが整備不良ですし、歩行者は周りが見えていません。そうなると、信じられるのは自分と自分の自転車だけなのです。 

 

どんなポジションでもすぐにブレーキにアクセスできること、とっさのブレーキングでもきちんと止まれることを念頭にディスクブレーキを選択し、フレームから組み上げることにしました。

絶対はずせなかったサブブレーキレバー  

 

 ドロップハンドルだといろいろなポジション選べるのに、STIレバーのブラケットから手を離してフラット部分を握ると、ブレーキにアクセスしづらいっていう問題がありましたが。サブブレーキレバーを装着すれば解決できます。

しかし、ワイヤー(機械)式だと2つのデメリットが生まれることを覚悟しなければいけません。サブブレーキレバー追加により抵抗は増加しますので、1つ目はブレーキの引きが若干重くなることです。2つ目はディスクブレーキだと片押しのブレーキキャリパーがほとんどで、両側からブレーキローターを挟む両対抗ピストンのブレーキキャリパーの選択肢がほとんどないこと(一般に片押しはディスクローターが歪みやすい)です。

Shimano GRX発表!

油圧ディスクブレーキにはサブレバーに対応したコンポーネントは今までなかったんです!が!Shimano GRXがやってくれました!

 油圧のサブブレーキレバーです!実はワイヤー引きのディスクブレーキで安上がりに組み上げようとしてたんですが、今回発表されたこのサブブレーキレバーに気づいて即決です!


上述した通り、機械式ディスクブレーキでサブブレーキレバーを導入するとなると結構な摩擦抵抗が生まれてブレーキが重たくなること、そして、片押しのキャリパーがほとんどっていうのが気になっていたんです。
とっさのブレーキングの時、効きが悪くなる+ローターの歪みによる巡行速度の低下が起きるリスクがあるからですね。
その点油圧式であれば、オイルの移動によって力を伝達するし、両対抗ピストン方式が基本なので、その心配はほとんどありません。

Shimano GRXがすごいのはシンプルなギヤ構成とマルチポジションに対応したブレーキレバーが共存していること!

業界的には1x11に今さら対応してもね…という評価がほとんどでしたが、日常からアドベンチャーまでを楽しめるシンプルなギヤ比と安全性を重視したマルチポジションに対応したブレーキレバーの両方がそろったところにシマノGRXの価値があると思っています。
個人的には安全に楽しくグラベルを楽しむことに念頭をおいたGRXは入門者にとってはこれ以上ない選択肢だと思っています。
今後、グラベルの完成車にはこのコンポーネントがつくことになっていくでしょうから、今後が楽しみなコンポーネントです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。楽しい自転車ライフは安全であってこそですね。