はやりと無縁になりたい
「流行り」「トレンド」「ブーム」「ムーブメント」そういった言葉に代表される熱病のような消費行動について
ここしばらく考えていることがあります。
必要を満たすんでもなく、不便を解消するんでもない、「流行り」「トレンド」「ブーム」「ムーブメント」そういった言葉に代表される熱病のような消費行動についてです。言ってしまえばマーケティングに踊らされて消費してしまうっていうことについてです。
それはたぶん、財布の紐を緩めてもいいやっていう判断をマーケティングに引っ張られているってことになるんだと思う。つまりはいつの間にかハンドリングを誰かに奪われているっていうこと。これってけっこー怖いことで、稼いだお金って大抵は労働の対価な訳です。それって労働している時間に対しての成果な訳です。その労働の、時間の成果を、いつの間にか、誰かに、意図せずに?(そこはまだわからないけど)奪われているっていうことになると思うわけです。これって由々しき(けっこー怖い)事態ではないか?
「流行り」「トレンド」「ブーム」「ムーブメント」は財を奪うための道具の一種
とにかく経験的にか科学的にかは一旦脇に置いて、財布の紐が緩むメカニズムが存在していて、それを利用している誰かに財は奪われる。
そういう前提を持って考えると、そのメカニズムについて知っておくことで不要な財の流出を抑えることができる、と考えられる。そのために図書館や本屋で色々本を探してみた。
この本がかなりアタリとしてはよかったけど、経験的な例が多く、研究された事例としては弱いような感触を受けた。しかし、面白かったのはこの本の中で人が影響を受ける要素は7つある、としていて、その要素がGoogle検索のレーティングにも含まれていることがわかったことだ。
読んでみてよかったのは「MIND OVER MONEY」の方だった。
これは心理学の実験のまとめみたいな本で、こういう条件下で実験した時にどういう結果がでたかを端的にまとめている。これを読んで分析していくと自分の消費行動についても理解が深まりそうだ、という意味でも良い本でした。
MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
- 作者: クラウディア・ハモンド,木尾糸己
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2017/06/22
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お金で不幸にならない11のカルテ ~「いくら稼いでもなぜか貯まらない」と思ったら読む本~
- 作者: テッド・クロンツ,ブラッド・クロンツ,吉田利子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2012/05/21
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今日も見にきてくれてありがとうございます。
節約したい!とかお金を稼ぎたい!はもしかすると、資産を築くための正しいモチベーションになっていないかもしれない、と思い始めています。