いろいろ知りたい!

知りたいこと、知っておどろいたこと、知ってることをいろいろまとめたり、メモしたり、紹介したりするブログです。

「年金はもらえるのか」「グローバル化で、道なき道を歩まなきゃ」不安な時代に対処する3つの方法。

貯蓄すること

僕はギリギリ20代の正職員だが、正直働く前は真面目に働いていれば報われると思っていたし、真面目に働いていればそれなりに貯蓄をして年金をもらい、老後も生活していけるだろうと思っていた。

就職した当時、年金問題とかそういうことは知っていたが、実感として自分の財布を直撃することが決定した経済的なインパクトを想像できていなかった。生活の基盤を自分で整えていなかった部分が多大に影響したのだと思う。

 

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こんな記事を見ると、「上の世代もそんなもんか」といったところで、無策感が半端じゃない。というか、どの世代も不安を払拭できていないし、「こうすれば間違いない」という確度の高い解決策を見つけられていないのだ。

(誰かを出し抜く、というレベルの話だったらそこここに転がっているが、それは単純にリスクを取れということでしかない。)

 投資すること

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■いつまでも貯めてばかり。日本人は不安になると貯金をし、アメリカ人は不安になると大学院へ戻る。

■高齢になるにつれて病気になるリスクが高まる。インフレのリスクがある。ゆえに、数千万定年時に貯えがあったとしても、安心できない。

 

そう、不安には際限がない。不安だからこそ僕たちは行動(貯蓄・投資)するのだ。その行動の成否が格差という形で顔を出し始めているように感じる。結局、個人レベルで解決策を絞り出すしかない世の中になっているということだ(マニュアル化できるようなものが生まれていないので、株で一儲けという財テクみたいなものから移住ビジネスみたいなものが蔓延る世の中になっている)。

そして、株式投資によって不安な気持ちを解消しているひとは実際に存在する。

世界のルールは変わっている

既に多くの職場で派遣・業務委託等の有期雇用の職員が導入されています。それによって人件費は非常に安くなっていますし、正社員が請け負っていた業務もそういった人々置き換えられています。そして、その置き換えはさらに加速し、人が請け負うことがなくなっていくことになります。

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「創造性を必要としない仕事はすべてテクノロジーに代行される。」というのはビル・ゲイツの言葉です。

そして、 

「あなたが望むかは別として、必ず起こる未来だ。」とラリー・ペイジは断言しています。

 

そう、正社員で真面目にコツコツと働いていれば人並みに暮らせるような時代はとっくに終わりを迎えています。既に僕たちの父の世代が経験してきた社会の仕組みは変わっています。これからは人との競争が生まれ、さらに人件費を削るために機械を導入され、最後には機械にほとんどの業務が代行されるようになるでしょう(僕の職場でもどんどん業務の代行が進んできています)。

 

僕たちに何ができるのか

結局僕たちは僕たちを襲おうとしているグローバル化の繰り出すパンチが頬に直撃するまで「くるぞくるぞくるぞっ」「きたー!」とかいう具合に殴られるのを足りるかどうかもわからない貯蓄をしながら、もしくは、上がるかどうかもわからない株に投資をしながら…待っているしかないのか?ということです。

堀江貴文氏が近畿大学の卒業式で話したメッセージを紹介したいと思います。

私はよく、まぁみなさんみたいな世代の人たちと話す機会が多いです。そして、皆さん、「グローバル化で、これから道なき道を歩んでいかなきゃいけない、大変だ、大変だ」「年金はもらえるんでしょうか」とか「これから日本はどうなっていくんでしょうか」とか「私はとても不安です」って言う人たちすごく多い。

ほとんどの将来に不安を抱えている人たちの気持ちを代弁してくれています。

だけど、僕は老後のことなんか考えない。老後のことは老後になってから考えましょう。いくら準備してたって、50年後のことなんて分かりっこないですよ。いまから50年前に出た未来予想図とか、その当時に出た、例えばSF映画とか観てみてください。笑っちゃうような、笑っちゃうような描写がほとんどだと思います。

 一見刹那的にも捉えられるメッセージですが、堀江氏の経験に裏打ちされたメッセージが展開されていきます。

未来を悲観することはないです。未来は、僕はもう、 心がけ次第だと思う、みなさんの。わたしは多分、みなさん、知ってる方からすると、ジェットコースターのような人生を送ってきたと、思われてるかもしれません。そして、数々の失敗を繰り広げてきたと思ってるでしょう。

 

僕は悪いことは忘れることにしています。過去を悔やんでも、良いことは何一つないです。ただし、これからたぶん、みなさん、どんどん失敗していくと思います。チャレンジをするってことは失敗をする確率も上がるってことです。逆にいうとチャレンジしなければ、失敗することはないかもしれない。でも、成功することもあり得ない。

 

厳しい社会がこれから待ち受けてます。そんな中、これまで生きてきたように、レールの上さえ走ってりゃいいやと、周りの顔色をみながら、ーー(中略)周りの目を気にしながらーー、周りと同じように就職活動してりゃよかった。

この僕たちが知っていた世界は以前とすっかり様子を変えてしまいました。ネットワークというものの誕生によって教育という知識の供給にブレークスルーがもたらされ、市場にはたくさんの人間が供給される環境が整えられてしまったからです。

 

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そういった環境が整えられたからこそ、僕たちにできることはもう限られているのです。

 

(自分の)挑戦を続けること

・自分が学び続ける機会を逃さないこと。
・自分が疑問に思ったことを放置しないこと。
・自分がやりたいと思ったことに対して優先順位を低く設定しないこと。

 

マーケティングでは自分が生活していけるほどの需要は作り出せませんし、自分だけではめまぐるしく変わるマーケットの要求に応えられなくなります。需要を作り出すことをしていく、今ない新しいこと、新しいものを作り出していく、そういう必要があるのです。

環境が変わり続ける現在で、周りの価値観にアンテナを張ってビジネスを展開するマーケット主導の(風を受けて進むヨットのような)ビジネスモデルではなく、今ないものを作ってビジネスを展開していく自分主導の(クルーザーのような)ビジネスモデルを展開していくことが、広いマーケットではなく、狭いマーケットで縫うように戦っていく戦略を自分なりに組み立てる、そのための自己投資をケチらないことです。

なんだかビジネス書みたいな結論に辿り着きましたが、「資産価値をあげるとか自己投資とかどんな自己投資すりゃいいんだよー」、という疑問については自分本位に決定して良いんだよ、という話。

 

参考リンク

 (堀江氏のメッセージ全文はこちら)dream-maker37.sakura.ne.jp