漢字の成り立ちからみる、ブログや動画配信で「儲ける・稼ぐ」の正体
情報発信によっていろいろな人が財を成すことができる時代になりました。新しい仕事の発明の時代とも言えるかも知れません。今回は「儲け」と「稼ぎ」について、成り立ちから価値ある情報とその旬について考えてみました。
21世紀はネットワーク化した社会の職業発明時代
アフィリエイター、ブロガー、YouTuber、ライフスタイルモデル、インフルエンサー、などを筆頭に今まで存在しなかった職業が生まれました。
正確に言うと、今までも会社単位でこういったことを生業としていた人たち(出版社や広告代理店)はいたのですが、これからは「個人でもそういったことが可能になった」と多くの人が気づいた時代である、ということができます。
まあ、ただの焼き直し(下位互換)でしょ。ムーブメントは作れないじゃん、と言われればそれまでですけど。本気でそう思ってる人は置いていかれる時代になるでしょうね。
それまでは、会社組織という大仕掛けを必要としていたものが、とあるクラスタで受け入れられれば良いや、というハードルの下がり方をしました。つまり、フットワークが軽いってこと。痒いところにも手が届くってこと。
そう感じた人はけっこーいるようで、このnoteの記事をみて、その昔に、焼き直したり、煮詰めたり、どろどろに溶かして精錬したかったけど、トレンドから外れ、大きなムーブメントに上書きされてしまったものが息を吹き返し、拡散してファンを獲得できる時代になったのです。
言い換えれば、いろんなものを磨き続ける余裕をこの社会は手に入れたのですね。なんて思うのです。
さて、閑話休題。
漢字からはじめる「儲ける・稼ぐ」ってなに?
漢字の勉強です。
儲けるとは「信者」と書いて「儲け」なんてよく言いますが、違います。
「人」に「諸々」がついた字なんです。だから「儲」の字には「者」のところに点がついてるんですよ。気づきました?ヒラギノフォントでも出てきますし、Araialでも点がついていますし、漢字検定一級のテキストでも点がついています。
これは漢字辞典でも引いていただければと思いますが、意味は、人が越冬に向けて薪を備えていたことから来ています。バカな自称コンサルが考えたような言葉にだまされないでくださいね。
さて、似た言葉に「稼ぐ」があります。
これは「禾(のぎ)」と「家(いえ)」の複合した漢字です。「禾」は実りによって頭を垂れた稲を象形した文字です。
「家」はそのままですが、「屋根」と「豚」の象形です。この文字たちをみていると、お金を稼ぐには段階を2つ経ることがわかります。
お金を稼ぐための2つの段階
最初は「儲け」の段階。言葉の成り立ちからすれば、冬を越すための「そなえ」や「貯え」であるということが言えます。
この「そなえ」が済めば、次が「稼ぐ」段階です。
「稼ぐ」は「都合が良くなるまで引き延ばす」なんて意味も含んでいます。
これは能動的に今の状態より良い状況にさせるニュアンスがあります。
「禾(のぎ)」と「家(いえ)」であれば、値段が高くなる時期まで実りを取っておいて市場に売ることであったり、「禾(のぎ)」と「屋根」と「豚」の象形であれば、刈り取った稲を豚に与え、実りの価値をより大きくすることに使ったりした、というイメージができます。
投資で言う「安く買い、高く売る」と言い換えることもできます。
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では、あなたはどちらを狙いたいか?ということを考える必要があります。
どうしたらあなたは「備える(儲ける)」ことができるか?
そして、どうしたらあなたは「より大きくする(稼ぐ)」ためにはなにをすれば良いか?ということをイメージするとより良い道筋について考える助けになるかもしれません。
さて、ではブログや動画配信で「儲ける」とは
簡単に言って「記事(ストック)を増やすこと」です。
例えば、今Amazonアソシエイトで売り上げをつくることができている記事がずっとその売り上げを作り続けることはできません。すべてのものには旬がありますから。
ですから、今あなたのブログの売り上げを支えている記事の情報が売れなくなってもいいように、保険(リスクヘッジ)として、新しい知識をみつけてどんどん公開して「記事を増やすこと」で、来るべき売り上げ減少に備えて、知識を取り入れ、対応できる記事を増やしておくことで、「備える」ことができます。
普段から「備え(ストック)」を作ることを意識して記事を増やしておくことで、旬をすぎたときに「そなえ」ていれば「蓄え」を「儲け」に変えることができるチャンスがくるからです。
旬がすぎずに長続きすれば、収入の口が増えることにも繋がりますから、知識を増やして公開する、というフローをつくっておくことがブログでの「儲け」に繋がると言うことが言えます。
では、ブログで「稼ぐ」とは
結論から言えば、「情報を更新すること」です。
社会は人がたくさんの理論を形にしてきたり、現象に名前をつけたりしてできている総体ですが、それを一般に広げることはできていません。長い時間をかけて漢字の意味や言葉の意味が変わったり、新しい研究によって、通説が覆されたりしています。
個人メディアの時代はそういう埋もれた情報にスポットを当てて紹介・更新していくことで収益に繋げるチャンスにすることができます。
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あとは、専門用語や書籍の解説をするだけでも新たな価値を提供できますね。
ブログの収益化に繋がる情報を漢字の成り立ちから考えてみました。
いつもみにきてくれてありがとうございます。
お金について、意地汚くはなりたくないけど、お金で困りたくもないですよね。
良いバランスをめざす道しるべになると良いな。
最初にお金について考えた記事もどうぞ