あと35年(もしくは生涯現役で)働くということについて
働く時間について
定年まであと30年とか35年あるって言われるとどう思う?
ある人は30年もあるのか…といった。
またある人は30年しかないのか、といった。
どちらだからどうだ、とかいうことはない(ちなみに僕は前者)です。ただ、「こうしなければいけない」という思いが僕の中には強すぎて、毎日、日々疲れている。
同じ質問を奥さんにしたら「働いてお金をもらうの楽しかったし、そんなこと考えたことない。きっと働かなくなったらひまだよ」と返ってきた。びっくりだよ、すげえな。素直に感心した。
働かなくなったら
でも、働かなくなったら…と考えたら「きっと退屈だろうな」と思った。とりわけ「やりたいこと」や、「人生の目標」を持っていないから、きっと僕は日がな一日映画を観たり、ネットをさまよってみたりして時間を潰してお金があれば外食をして…暇つぶしのような、退屈な時間を過ごす気がしたからだ。強烈に遊びたい!という思いがないのも一つの要因かもしれない。でも結果時間消費の権化みたいになるっていう罠にはまったような展開で、笑うに笑えない想像に行き着いた。
何かに、誰かに役に立つ人でなければいけない
そういう思いがずっとある。なんでかわからないけど、ずっとそういう思いを抱えている気がする。誰の役にも立たなくてもいいから生きていることが大事だ!と強く言い切れない自分がいる(そんなの通用するのは自分の親くらいのものだろうな)。
- 作者: ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル,渡辺伸也
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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「生涯現役」という言葉が溢れはじめた国、日本
生涯現役なんてまっぴら御免だ。と思っていたら年金やらなにやらのお陰というべきか、所為で将来支給年齢が70になったり75になったりするようだ。うわー、別にいい。別にいいけど。家安くしようよ。そうしよう。新卒一括採用が22としてさ、25とか30に結婚しても45年働くわけですよ。同じ地域に住み続けるなんて現実的じゃない。賃貸とかじゃなくて、家自体をもっと安くする必要があると思う。だって世の中は寿命100年時代の到来とか言いはじめてるんですよ。 あれ…もっと働かなきゃいけないかな?
そんな歳になってなにで生計を立てるんだ。 という不安を商売にするのが上手い人がどの業界にもいるよね。こういう商売ができるから人脈とかキャリアとかはすごい。無から有を作れる。
画廊のとなりにきてくれてありがとうございます。
長生きはしたいけど、安心して生活できる社会を作るのは人間には無理なのかな…と思いはじめています。