ロードバイクとグラベルロード、どっちが通勤におすすめ?(追記あり)
いきなりですが、結論が出ました! (※2019年2月追記!)
この疑問には現時点ではもう完全に回答が出ましたね。ロードはディスクロード化が決定して規格が新しくなり、まだ一般には高値です。
それにひきかえグラベルロードはCX/MTB規格を使っているので、値ごろ感がありますね。オススメの理由についてはこの記事で書いてますので、読んでみてください。
===ここから執筆時点の内容です===
NAVERまとめ(サービス終了しちゃいましたね)でこんなエントリーをみつけて、「ああ、そうか」と思ったのでとにかく書いてみることにした。
2014年モデルとして、ジャイアントのような大手メーカーが積極的にラインアップに加えたことから、急速に知名度をあげた自転車のカテゴリーが「グラベルロード」である。読んで字のごとく、グラベル(砂利;gravel)の道も走ることができるロードバイクのことを指す。
未舗装路を走る自転車というと、マウンテンバイクを連想する人が多いと思うが、ドロップハンドルを採用していることからも分かるように、こちらはロードバイク寄りの性格が与えられたカテゴリーだ。「100kmを超える長距離を走りながら、ときには未舗装路へも踏み込む」といった使い方を想定して作られた自転車なのである。
ということで、定義的には自動車でいうSUV車のような性格の自転車を指すようです。
あれ?これってランドナーじゃないの?というのが第一印象でした。でも、よくよく見るとランドナーをよりスポーツ化したようなマシンのようです。
※グラベルロードは各メーカーリリースから日が浅く、シクロクロスのようにジオメトリの規則もなく、境界線が明確ではない(メーカーがこれグラベルロードな!といったらそうなるレベル)ようなので、僕独自の解釈が入ることをおしらせしておきます。
というわけでこんな感じでいきます(↓リンクをクリックすると飛べます)。
そもそもランドナーとは?グラベルロードとどう違うの?
ランドナーはそもそも自転車に宿泊装備を積載して旅行するものです。もちろんキャンプ場に立ち寄ることもあります。そのため未舗装路へ飛び込むことも多く、そうした使用に耐えられるようになっているマシンです。重量もありますが、タフさの塊!といっても過言ではないカテゴリでしょう。でも通勤用としてはやや重めで、みためも大げさ、オススメできません。
ランドナーの特徴の一つとしてはとしては荷物を積むことを前提に作られていて、パニアバッグ(もしくはサイドバッグ)を取り付けるキャリアと雨天でも走り続けられるよう泥除けがついていることがあげられます。
グラベルロードをSUVとするなら、ランドナーはキャンピングカーでしょう。
タイヤも太めのタイヤを取り付けることが多く、ハンドルも長距離走行を前提としているため、様々なポジションを取れるドロップハンドルかハーフドロップがほとんどです。
さて、いよいよ本題に入っていきます。
通勤自転車にロードバイクはどうか?
羽のように軽い漕ぎ出し、細いスリックタイヤ、風を切る剛性の高いフレーム、その名に恥じぬ文字通り舗装路最強の自転車(自動車でいうところのF1)といえるでしょう。
しかし、未舗装路は想定して設計していないので、砂利、段差等の路面のイレギュラーに弱く、通勤路で言えば、雨上がりのマンホールなどではスリップしてしまうことも少なくありません。
細いスリックタイヤに剛性の高いフレームは路面状況を体にシビアに伝えてくれるセンサーのようなものですが、車道と歩道の段差など、車道から避難することの多い通勤路ではそのセンシティブさからパンクも発生しやすく、通勤自転車にするならば、諸手を上げてオススメできないカテゴリでもあります。
・ロードバイクの特徴をかんたんにまとめてみるとこういうこと
すごく軽いし早い!だけど、(みんなうすうす感づいてたけど)慣れないと一般道を走るのちょっと怖いし、スリックタイヤがグリップ力的に貧弱で、通勤を考えると雨天では怖いですね。
あと、最近主流のカーボンフレームは倒れた衝撃で割れたりという報告もあり、通勤で使うには気を遣いますね。
通勤自転車にグラベルロードはどうか?
もともとグラベル(砂利道)にはロードバイクを持ち込んでいたようですが、未舗装路を想定していなかった分、向いていないところもありました。
ここでできた新しいカテゴリーがグラベルロードです。ロードバイクにしてはアップライトなポジショニング、太めのタイヤ(28C~40C)、オフロードでの使用を想定していて、リムに泥がつくことも想定したディスクブレーキシステム、堅牢なフレームが特徴です。
GT(ジーティー) ロードバイク GRADE ALLOY CLARIS(グレード アロイ クラリス ) 2016モデル ブラック/53サイズ
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ランドナーと比較すると、積載を想定していない分車体は軽いですし、飛んだり跳ねたりしてもいいように作っているので見た目もスポーティです。
泥除けなどは付いていないので、ランドナーに比べればコンフォート車には向かないように思うかもしれませんが、ロードバイクに引けを取らないスピードはランドナーには出せない乗り味です。
そして、ロードバイクと比べると車道わきのグレーチングにタイヤが滑り込むことにビクビクしなくてすむので、精神的に楽な点が通勤自転車としてはロードバイクよりプラスにはたらくと言えるでしょう。
さらに、タイヤにはノブと呼ばれる凸凹があり、ツルツルのスリックタイヤに比べるとグリップ力にも安心感があります。
・グラベルロードの特徴をかんたんにまとめてみる
グラベルロードは、太めのノブ付きタイヤが入るフレームで、ディスクブレーキを採用したロードバイクのコト!と言って現状では差し支えありません。
ディスクブレーキは雨天でも制動力が落ちませんし、かっこいい外観もオススメです。しかし、街乗りだけで考えるならやりすぎな感もあります。
デメリットとしては重いこともスペックにこだわる人にはマイナスになりそうです。油圧式であればブレーキオイルの交換も出てくる気軽にメンテをするにはハードルが高いです。
※太めのタイヤ入るフレームならリムの許す範囲でタイヤサイズを太めに変えればグラベルライクにできそうです(街乗りならキャリパーorカンチブレーキでも…)。
と思っていましたが、雨の日も乗るならディスクブレーキの方が断然いい!
ついでに言えばリムを拭くよりディスクローター磨いたり拭いたりした方が楽だった!
(2018.12.21追記)
ロードとグラベルロード通勤自転車にオススメなのはどっち?
悩んでいるひとは写真の状況を想定してみれば良いでしょう。
・こういうときにヒヤッとしないか、それを基準に考えるなら、グラベルロードです。
・週末のスポーツギアとして使うためにも購入するんですよ、と考えるならロードバイクです。
(ロードバイクを通勤で使うことを考えると28Cがいいでしょう。32Cを進める声がネット上にはありますが、それを飲み込めるロードバイクフレームは現行メーカー品にはほとんどありません。)
※ぶっちゃけガクッとすることはあっても、写真ほどグレーチングにガッツリはまることはないけど、このリスクを知っていたら僕はロードを買わなかったですね。
こんな記事もあります
ちなみに僕のブログで一番読まれてる記事はコレです。
とっても参考になる記事
この記事を書いてから見つけた記事、岩手の自転車屋さんのブログ。僕みたいなユーザー視点ではないためになる記事なので、グラベルロードについてしっかり知りたいひとにオススメです。