これからはドローンの時代がやってくる!エントリードローンはどれだ?(絶対に後悔しないおすすめドローン3選!)
最近、特にドローンについて色々知りたいと思っている。
ドローンというと、首相官邸への無断着陸や善光寺への落下等、事件的なイメージが強く残っていると思う、それについては報道の議論を要するという報道のバイアスがかかったためだと思うし、必要なプロセスだったと思う。
僕自身はドローンは報道の在り方を大きく変えると思っていて、特に報道ヘリの部分では大胆な変革をもたらすと思っている。新時代の到来を予感したのはこの花火の動画を見た時だった。
花火を打ち上げている現場に有人ヘリが突っ込んで行って撮影することは安全上難しいが、ドローンであれば可能だ。むしろ、ドローンであるからこそ可能な撮影だと思うし、こういう見たことのない映像こそが無人航空機の真骨頂ではないかと思ったんです。
ドローンとは
さて、ドローンとは一体何なんでしょうか?ラジコンと何が違うんだろう?FPV(一人称視点)での操作?それともプロペラの数?
僕はいつも通りgoogle先生に尋ねましたが、おすすめのドローンばかり紹介してくるので、Wikipediaさんに聞いてみました。
一般概念としての「ドローン」をWikipediaで参照すると、自動制御の車を「ドローン」と呼ばない理由が朧げながら見えてきました。
一般概念
- ハチの(ブーンという低い)羽音[1] → 羽音、はばたき、ハミング
- ハチのコロニーの中にいて、働かず、女王蜂を妊娠させる雄のハチ[2]。→en:Drone (bee)、ハチ
- (比喩的に)有益な仕事をせず、他とはわかれて暮らしている人。→ヒモ
- 遠隔操縦で無人の航空機のこと[3]。→ 無人航空機、無線操縦航空機
- 群体の一部[要出典]。
(出典:Wikipedia「ドローン」)
ざっくりまとめてみる
「ドローン」とはブーンという音を出し、働かずに成果をあげる。軍事用に開発されたいわゆる無人攻撃機がスタートラインの遠隔操縦型無人航空機のことで、しばしばアメリカ西海岸で目撃される宇宙人が操縦すると思うような群体の一部(つまり、単体もしくは少数)のことを指すらしい。
↓あとはこれでも読めば大体のことはわかります。
ラジコンヘリとの違い
現状(2016年8月)ラジコンヘリとの明確な区別はたった2つ(必ずしも両方満たしてなくてもいい)と言っていいようです。
・FPV(First Person View)を備えていること
・自己防御 (Self-protecting)機能を備えていること(必須)
この2つ。
さて、この自己防御機能をなぜ必須としたか、個人的な解釈は入りますが、他の情報サイトでは「自立飛行が可能である」ということがドローンを呼称する条件として盛り込まれているケースが散見されます。
しかし、辞書的な意味だと自立飛行と言っていいかわからない(自動安全ホバリングだけでは不十分)ので、ドローンと呼称する条件にするには無理があるように思います。
そこで、IBMが提唱したオートノミックコンピューティング(自律型コンピューティング)の4原則をあたって見ることにしました。その中で現在のドローンが充足していると思われるのは自己防御の1点だけでした。
- 自己構成 (Self-configuring)
- 自己修復 (Self-Healing)
- 自己最適化 (Self-optimizing)
- 自己防御 (Self-protecting)
(出典:Wikipedia「オートノミックコンピューティング」)
自己防御の方法にもいろいろありましたが、代表的な二つの機能は知っておきたいところです。
・自動安定ホバリング
送信機からの信号がなくなった時点ですべての雲底を停止するのではなく、その地点でホバリング(滞空)する。
・ホームポイントへの帰還
送信機の通信圏外に出てしまった場合、前もって指定していたGPS座標へ帰還する(通信圏内に戻った時点でコントロールを取り戻す機体もある)。
ラジコンヘリだとそのまま墜落するか、遠くに飛び続けるところですが、このどちらかの機能があれば回収不能なったり、墜落して破損する心配はなさそうです。
今回おすすめするドローンはこのどちらかの機能を有していることをポイントにしたい。
ドローン業界の双璧
さて、調べていくうちにコンシューマー向けドローン業界には最強の2社が存在することがわかってきました。中国のDJIとフランスのParrot。この2社がンシューマー向けドローン業界のリーディングカンパニーです。
DJI
中国のDJIはシェアは世界一を誇るコンシューマー向けドローン業界の巨人。DJI社のエントリーモデルであるphantom4はもはや商用スペックといっても通用するレベルとなっています。
マーケットとしてはこだわり派や動画を公開したい人に向けて作っている感じで、商用としても十分通用する造り込みです。(スペックはいい意味で異常に高く、価格だけみると高く感じるが、スペックを見るとお買い得に感じるほど。)
Parrot
フランスのParrotはAR.Droneのリリースによりコンシューマー向けドローン業界という市場を創造した先駆的存在です。DJIに比べると購入時の造り込みでは商用というより気軽に楽しめることを意識した作り方になっていますが、購入障壁がひくくなる価格帯的は絶妙で、DJIとマーケットは住み分けされているように思います。
AR.Droneはコンシューマー向けドローンそのものが認知された革命的な機体であり、現在のコンシューマー向けドローンの基本機能はParrotが定義したといっても過言ではありません。
このAR.DroneはFPVや先ほどの自己防御機能やフィンガードなどを備えており、現在のドローンの原型であり、完成形と言っていいでしょう。
コントローラーにスマートフォンやタブレットを採用することでFPV(一人称視点)をいち早く取り入れ、ドローン業界の火付け役としての名をほしいままにしました。修理パーツも豊富で、ユーザーの入り込む余地を残しているところも電子工作マニアにはたまらないところでしょう。
(さらにParrot社はドローンのみならずヘッドホン、スマートガーデニング等幅広い展開をしており、ヘッドホンParrot Zik3 *1はマツコの知らない世界でも紹介されたのが記憶に新しいですね。)
絶対に後悔しないおすすめドローン3選!
選考基準は自己防御機能が備わっているドローンであることなため、価格帯はかなり高めになりました。
しかし、旅行先で動画を撮るなど、思い出を印象に残る形で残すためには先行投資は重要だと思われます。
1.DJI PHANTOM4
絶対に間違いないドローン。コンシューマー向けドローンの決定版。カメラのスペックも4K画質対応で死角なし、前機種にはなかった障害検知システムによって安全性はさらに向上したエントリーモデルというには高い価格設定以外は文句のつけようがないドローン。
この動画で使われたドローンの後継機ですね。
2.Parrot Bepop2
Parrot社の代表的なドローンBepop2、前機種Bepopより軽量かつ堅牢な作りになり、フィンロック機構を搭載、衝撃時にフィンが破損することがないように配慮されています。さらに手ぶれ補正機能もソフトウエアを活用して重量を削っている機体で、ハードではなくソフトに磨きをかけてきたドローンといえるでしょう。
カメラの画素数は1400万画素とPHANTOM4には劣りますが、送信機を増幅してくれる専用コントローラーSkycontrollerをつけても価格面ではPHANTOM4を圧倒していて、コスパの良い機種と言えそうです。
3. Parrot AR.Drone
AR.Droneは価格の面では非常にこなれていますし、エントリーモデルでありながらSDKという開発者用キットが用意されており、PCからの操作が可能になるなど、その拡張性の高さが根強いファンを獲得しています。
用意された機能だけでは満足できなくなっても自分の手によって面白さを広げていける点では他の機種にはないメリットがあり、すでに拡張しているユーザーが多いですから先行者利益が発揮されるところでもあります。
プログラミングに覚えがある人には良い選択肢でしょう。
【番外】Parrot Minidrone Rolling Spider
AR.Droneほど価格の高いものではなく、クアッドコプターの操作に慣れることや子どもたちへのプレゼントにオススメな値ごろ感のある機種はこちら。前述した自己防御機能はありませんが、機体左右についた大きな車輪が衝撃から守ってくれます。
自己防御機能が備わっていないのでドローンというより30万画素カメラを搭載したクアッドコプターといったほうが良いかもしれませんが、3次元のコントロールを要するドローン独特の操作に慣れるためには入門機としてちょうど良いモデルです。
日本の狭い居室でも操作できるサイズ感も魅力で、屋内で慣れてから野外でのドローン操作や上級機種に移行するのにも良い選択肢と言えそうです。
もっと小さく、安い製品もありますが、本格的なドローンメーカーが作っている正真正銘のエントリードローンといえるでしょう。
まとめ
最初から一流を求めるならPHANTOM4 かBepop2がおすすめ。
拡張性やちょっとニッチな楽しみ方をしたいならAR.Droneがおすすめ。
ラジコン感覚で楽しみたいならMinidrone Rolling Spiderがおすすめ。
間違ったところがあったら教えていただけるとありがたいです!あとはてなスターくれるとちょう喜びます!
参考リンク
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*1:
Parrot Zik3
右側パッドをスワイプすることで(音量の↑・↓、曲送り・曲戻しが可能)ワイヤレス操作が可能、さらにワイヤレス充電を可能にしているすべての操作がワイヤレスな貴重なモデル。