ロードバイクのハンドルをママチャリ化したのでパーツをまとめてみた
うちには2台のロードバイクがありましたが、ドロップハンドルの前傾姿勢に慣れない…そんな奥さんのためにコミューターに換装することにしました。
コミューターとは
コミューターバイクの語源になるコミュートとは「通勤者/通勤する」という意味。
コミューターバイクについて、はっきりとした定義はありませんが買物や仕事に使える生活必需品としての自転車であり、ママチャリとの大きな違いは機能性が高く、自転車本来の乗る楽しさを味わえるところ。そのためいつもより少し遠出をすることも苦ではない自転車だという事。
いわゆる通勤自転車、おしゃれママチャリみたいなものですね。
ロードの滑るような走行感、快適さは最高だけれど、あの前傾姿勢は普段使い(ゆったりスーパーでの買い物)には向かないと思っている人は僕以外にもいるのではないかと思って交換したパーツをまとめてみることにしました。
(パーツ交換の方法は既に先人達の参考になるブログがたくさんあるので、そちらでご覧になってください)
さて、 改造したロードバイクはLOUISGARNEAU(ルイガノ)の2008年モデル「LGS-CR22」というエントリーモデル。フロント2枚、リア8枚の16速という今となっては珍しい構成です。
しかし、街乗りするにはこれで十分すぎるくらいのスペックですし、何よりディレイラーのメンテナンスが楽です。これ以上ギヤが多くなると僕のような素人には調整が大変です。
換装パーツ
さて、交換したパーツはざっくり以下のとおり。
- ハンドル
- グリップ
- ブレーキレバー
- シフトレバー
ハンドル
ハンドルはいつか奥さんが本格的に乗ってみたくなった時のために、ひっくり返したらハーフドロップにもなるハーフアップ(かもめ)ハンドルをセレクトしました。
メーカーは質実剛健バリエーション豊富なNITTO製。
グリップ
今回の改造でもイチオシのこのグリップは暖かみのある素材のコルク製のもの。冬でもひやっとしないおかげで指先が冷えきってしまうこともなく、ウィンドストッパーのグローブさえあれば真冬でもあったかライドが可能になりました。
シフトレバー
最初はデュアルコントロールレバー(↓こんなの)を検討していましたが、
SHIMANO(シマノ) ST-R243 左右レバーセット カンチ/V対応 3X8S ST-R243
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カンチブレーキとVブレーキにも対応していて コスト面でもベストの選択のはずでしたが、既に付いているコンポーネントと互換性があるものが流通していない様子だったので断念しました(奥さんにはかわいくないと不評でした)。
リンク→■(SHIMANO バイシクルコンポーネンツ) パーツの互換性
最終的にレトロな外観のバーエンドコントローラーを選択しました。
このバーエンドコントローラーはインデックスモード(カチカチッと鳴る位置決め機構)では8s利用しかないのですが、フリクションモード(アナログな変速操作になるので感覚任せ)にすれば8s以上にも対応できるという柔軟性に可能性を感じたところもあり、この自転車が壊れたらおしまいじゃないパーツが良かったので大満足です。
ギヤを替える時にグリップからバーエンドに手を移動させる一見面倒な操作感もMT車をいじっているようで楽しいです。乗っていて楽しめるというのはちょっと遠出するにもいつもよりいじれて楽しいという目的地に行く以外の楽しみがあって改造する時にあえて少しの手間を増やすというのもアリなんだな、と思わせてくれます。(2016.10.12追記)
ブレーキレバー
ブレーキレバーはシマノ製のシンプルなものにしました。シンプル イズ ベスト!
・あったらよりコミューター(ママチャリ?)らしくなる前かご
デイリーバイクに必須の前かごは取り外し可能なリクセンカウルをセレクト。
RIXEN&KAUL(リクセン&カウル) フロントアタッチメント KF810
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買い物にソコソコ対応できるワイドサイズを選択しました。
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遠出したいときはまた別のバッグにかっこよく換装できるところがおすすめです。
取付の時に役に立った工具
ワイヤーカッター
ワイヤーカッターは購入しておくのをおすすめします。ニッパーで切るより切り口もほつれず、インナー/アウターともに軽い力で切ることができます。
疲れず仕上がりもきれいになる専用ツールはいわば職人。ケーブルに付けるキャップをつぶすための突起も付いているし、握るだけで解除できるロック機構が付いていて収納時はコンパクト、効率的に作業が進みます。
ストレスなく作業することができました。これは一番買ってよかったと思っている工具ですね。
コンパクトツール
私が持っているものとは違いますが、整備用のコンパクトツールを持ってない人には購入をおすすめ。大体のパーツ交換はこれがあれば大丈夫でしょう。ちなみに何がおすすめかというとチェーンカッターが付いているところ。
頻繁に使う工具ではありませんが、長く乗っているとチェーンを交換したくなることもあります(ハンドル交換したくなっちゃうくらいなので…)。
そうなった時、道具がないと「工具を買い足す」という追加の手間と出費に勿体無い気持ちになったりして新しいパーツに交換すること自体を先延ばしにすることになりがちです。そうすると頭の片隅にいつまでもあれしたいけどなあ。。という思いが残っていろいろなことに専念するのに邪魔になってしまいます。
工具っていろんなもので代用しがちですが、あると効率はいいし仕上がりはキレイになるし、一つにまとまっていればコンパクトなのでいいことづくめです。安くてもいいので一通り揃えておきましょう。
こんな記事もあります
完成したロードバイク(ママチャリ仕様)はこちらをどうぞ。
もっと身近な問題、サドル沼についてはこの記事がおすすめです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
自分のつくりたいなにかを頭に描きながらモノを選ぶのは楽しいなあ。